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菊村到
日本 平成时代  (1925年5月5日1999年4月3日)

阅读菊村到在小说之家的作品!!!
  菊村 到(きくむら いたる 1925年5月5日 - 1999年4月3日)は作家、小説家。神奈川県出身。本名は戸川 雄次郎(とがわ ゆうじろう)。
  
  人物
  
  
  旧制湘南中学を経て、1944年に仙台陸軍予備士官学校へ入学。翌年卒業し秋田へ見習士官として赴任したが、そこで終戦を迎える。復員直後から早稲田大学文学部英文学科へ通い、この頃から執筆活動を始める。
  1948年、大学卒業と共に読売新聞社へ入社。社会部の記者として活動する傍らで執筆活動を行うようになり、同年6月に『川の上』1949年10月に『死臭』を発表し作家としてデビュー。1954年には『受胎告知』が第32回芥川賞候補となる。
  この頃までは本名で活動していたが、やがて記者活動との兼ね合いから、1955年の結婚を境に「菊村到」のペンネームで執筆を行うようになる(後述)。
  1957年の第37回芥川賞受賞を機として、10月に読売新聞社の文化部記者(当時)を退職し、以降は文筆活動に専念するようになる。その後は自身原作の映画『紅の翼』に新聞記者役として出演したり、一時期テレビ番組『モーニングショー』において身の上相談の回答を行うなどしている。
  作家としても息の長い活動を続けていたが、1999年4月に心筋梗塞のため73歳で死去。
  家族
  
  
  父親は小説家の戸川貞雄で、兄は政治評論家の戸川猪佐武である。河野謙三が戸川猪佐武を経て父親に平塚市長選挙への立候補を要請した時、菊村到は反対していたが、選挙で父親は当選を果たした。その後父親が出版した市長時代の回顧録には、戸川猪佐武が巻末での寄せ書きで「息子はおやじのアンチ・テーゼ」と菊村到が語っていたことを記している。(戸川貞雄『市長の椅子』より)
  また夫人の義兄には福田恆存がいる。なおペンネームの由来は、その夫人の名前である「菊江」からである。
  作家活動
  
  
  初期は純文学だけでなく太平洋戦争に関する作品が多いが、これは自身の士官学校経験だけでなく兄も陸軍経験者であり、また記者時代には海外の日本人戦犯に関する取材のため何度か現地へ赴いていて、それらの体験などが執筆に生かされたものである。
  しかし文筆活動に専念し始めた頃、父親と親交のあった江戸川乱歩から推理小説への転向を進められており、後年は推理小説やサスペンス小説へと次第にシフトしていった。
  受賞歴
  
  
  1957年3月 - 第3回文學界新人賞『不法所持』
  1957年7月 - 第37回芥川賞『硫黄島』(『不法所持』とのダブルノミネート)
  著作
  
  
  1950年代
  
  不法所持
  涙にさよならを
  硫黄島 文藝春秋新社 1957 のち角川文庫、「硫黄島・ああ江田島」新潮文庫
  受胎告知 六興出版部 1958
  ろまん化粧 文藝春秋新社 1958
  あゝ江田島 新潮社 1958
  火の疑惑 筑摩書房 1958
  紅の翼 角川書店 1958
  山を見るな 集英社 1959
  天皇陛下万歳 実業之日本社 1959
  ゆがんだ月 講談社 1959
  灰 推理小説 光文社 1959
  雨に似ている 雪華社 1959
  けものの眠り 新潮社 1959 のち徳間文庫
  女の窓 ただいま取材中 光文社 1959
  風の挽歌 光書房 1959
  1960年代
  
  風がめざめる 講談社 1960
  あした晴れるか 光文社 1960
  夜生きるもの 新潮社 1960
  自由連想 新潮社 1960
  ふきげんな風 角川書店 1960
  八人目の敵 集英社 1961 のち徳間文庫
  みんな死ね 新潮社 1961
  残酷な月 新潮社 1961 のち徳間文庫
  夜は新しく 集英社 1961
  果実の踊り 集英社 1961 のち徳間文庫
  これで勝負する 集英社 1962 「松江城天守閣殺人」徳間文庫
  タイトル・マッチ殺人事件 講談社 1962 (ロマン・ブックス)
  夜を待つ人 講談社 1963
  さまざまの夜 河出書房新社 1963
  遠い海の声 新潮社 1963
  獣に降る雨 桃源社 1963
  涙が私を重くする 桃源社 1963 (ポピュラー・ブックス)
  沈黙の空 光風社 1964
  魅惑 講談社 1964
  歌うのは夜だけ 河出書房新社 1964
  こちら社会部 毎日新聞社 1964 「殺意の川」旺文社文庫
  悪魔が通る街 桃源社 1964 (ポピュラー・ブックス)
  背後に夜があった 双葉小説新書 1965 「背後の闇を撃て」広済堂文庫
  私だけのもの 講談社 1965
  男と女の河 毎日新聞社 1966
  夜歌う男 徳間書店 1966 (平和新書)
  負けるもんか 秋元書房 1966
  光と匂いの部屋 青樹社 1966 「闇に匂う女」旺文社文庫
  影を追う女 双葉社 1966 のち旺文社文庫
  菊村到戦記文学集 講談社 1967
  地球の動きがのろすぎる 青樹社 1967
  花の黒点 双葉新書 1967 のち旺文社文庫
  巷に黒い風が吹く 海燕社 1967
  灰色花壇 読売新聞社 1968 (新事件小説全集) のち旺文社文庫
  蜜は死の味 青樹社 1968
  小説池田大作 徳間書店 1969
  蜥蜴色の恐怖 青樹社 1969
  けものたちの砦 青樹社 1969
  夜は血の色 双葉新書 1969
  夜に強くなれ 秋元書房 1969
  運河が死を運ぶ エリート社会事件小説集 講談社 1969 のち文庫
  女が灰になる時 青樹社 1969
  1970年代
  
  提督有馬正文 新潮社 1970 (司令官機突入す改題)
  荒野の夜に眠りはない サンケイ新聞社出版局 1970 「眠りなき荒野」広済堂文庫
  月を踏む男 青樹社 1970
  背徳の檻 青樹社 1970
  あ丶市ケ谷台 陸軍士官学校の栄光と悲劇 双葉社 1971
  夜の野獣を狙え ベストセラーノベルズ 1973
  バス・ルームは死の匂い 産報ノベルス 1973
  殺人者は砂に消えた ベストセラーノベルズ 1973
  黒い花を摘んだ 新潮社 1973
  誰かが見つめている 光文社 1974 (カッパ・ノベルス) のち徳間文庫
  地の底で何かが歌う 双葉新書 1974 のちケイブンシャ文庫
  狼たちの孤独な夜 桃園書房 1974
  夜明けに花を撃て ベストセラーノベルズ 1974
  狙撃者は歌わない ワールドフォトプレス 1975 (Wild book)
  夜よ牙を鳴らせ 実業之日本社 1975 (Joy Novels) のち広済堂文庫
  夜はさすらいの時 ベストブック社 1975 (Big bird novels)
  今夜も誰かが殺される 桃園書房 1976 のち文庫
  夜だ花束を捨てろ 双葉新書 1976 のち徳間文庫
  真夜中に獣が歌う 徳間ノベルス 1976 のち文庫
  女はもう眠らない ベストブック社 1976 (Big bird novels)
  華麗な依頼人 名探偵矢場伸吾の事件簿 ベストブック社 1977.4 「闇の野獣狩り」双葉文庫
  サラリーマン殺人事件 実業之日本社 1977.7 (Joy novels)
  夜の刑事 サンケイ出版 1977.12
  墓は夜に血を流す 徳間ノベルス 1978.5 のち双葉文庫
  誰が引金をひいた 光文社 1979.1 (カッパ・ノベルス) のち文庫
  狼は迷路を走る ベストセラーノベルズ 1979.4
  死者の土地 かたりべの太平洋戦記 光人社 1979.9 「洞窟の生存者」光文社文庫
  死ぬのは奴だ ベストセラーノベルズ 1979.10
  1980年代
  
  夜明けまでの放浪 双葉社 1980.6 「殺人者は夜霧に棲む」徳間文庫
  ベッドの上の迷路 サンケイ出版 1980.9 のち広済堂文庫
  肌がもとめた 泰流ノベルス 1980.9
  雨の夜、死神が走る サニー・ウイドウ事件メモ 実業之日本社 1980.4 (Joy novels)
  残酷にそして華麗に 秘密捜査網 創芸社 1980.6 のちケイブンシャ文庫
  殺意は海鳴りのように 1981.1 (徳間文庫)
  夜の扉を撃て 光文社 1981.8 (カッパ・ノベルス) のち文庫
  くれなずむ里五箇山 桐原書店 1981.10 (Rambling guide)
  女たちの森 光文社 1981.11 のち徳間文庫
  復讐の唄は闇に流れて 実業之日本社 1982.1 (Joy novels)
  傷ついて愛 講談社 1982.3 のち文庫
  首桶伝説 光文社 1984.1 (カッパ・ノベルス) のち文庫
  妖戯者 中央公論社 1984.5 (C novels) のち文庫
  背後の殺人者 1984.10 (光文社文庫)
  野獣派刑事 1986.3 (双葉文庫)
  掠奪者に墓標はない 1986.7 (桃園文庫)
  きらめいて愛 サンケイノベルス 1986.8 「復讐は夜のメロディ」広済堂文庫
  秩父夜祭殺人景色 1986.9 (光文社文庫)
  耳の中に誰かいる 病院ミステリー傑作集 1987.1 (光文社文庫)
  油壷殺人マリーナ 祥伝社 1987.7 (ノン・ポシェット)
  あやめ祭殺人景色 1987.6 (光文社文庫)
  蛍火祭殺人景色 1987.9 (光文社文庫)
  ベルリンブルーの夜 祥伝社 1987.12 (ノン・ポシェット)
  愛は殺しのライセンス 1988.4 (徳間文庫)
  赤い闇の未亡人 1988.6 (光文社文庫)
  魔性を撃て 赤い闇の未亡人 1988.9 (光文社文庫)
  悪魔が肌を彫る 双葉ノベルス 1989.7 「濡れ肌の迷路」文庫
  闇を吸う肌 赤い闇の未亡人 1989.6 (光文社文庫)
  吸淫鬼 赤い闇の未亡人 1989.9 (光文社文庫)
  地獄の門で待て 赤い闇の未亡人 1989.3 (光文社文庫)
  1990年代
  
  魔手が這う肌 赤い闇の未亡人 1990.5 (光文社文庫)
  人妻捜査官 双葉ノベルス 1990.6 「人妻刑事」文庫
  刑事くずれ 広済堂出版 1990.8 blue books) 「濡れ事裁き人」文庫
  女は闇を抱く 徳間ノベルス 1990.1 のち文庫
  魔性の指 赤い闇の未亡人 1990.9 (光文社文庫)
  獣たちの凶宴 赤い闇の未亡人 1991.9 (光文社文庫)
  特別秘密捜査官 妖夢の女 祥伝社 1991.6 (Non novel)
  美肌探偵局・肉色の罠 双葉ノベルス 1991.5 のち文庫
  闇をさぐる未亡人 双葉ノベルス 1992.6 「美女と手錠」祥伝社 (ノン・ポシェット)
  隠れ刑事 欲望編 祥伝社 1992.3 (ノン・ポシェット)
  悪霊たちの秘戯 赤い闇の未亡人 1992.10 (光文社文庫)
  隠れ刑事 秘悦編 祥伝社 1992.7 (ノン・ポシェット)
  隠れ刑事 艶熟編 祥伝社 1993.1 (ノン・ポシェット)
  寝室の殺意 1993.11 (ケイブンシャ文庫)
  魔性の唇 赤い闇の未亡人 1993.11 (光文社文庫)
  隠れ刑事 淫獣編 祥伝社 1993.7 (ノン・ポシェット)
  人妻けもの道 双葉ノベルス 1993.5 「魔色の女」祥伝社 (ノン・ポシェット)
  肌を裂く牙 赤い闇の未亡人 1993.5 (光文社文庫)
  隠れ刑事 妖夢の女編 祥伝社 1994.1 (ノン・ポシェット)
  隠れ刑事 魔性の肌編 祥伝社 1994.7 (ノン・ポシェット)
  獄門警部 祥伝社 1994.9 (ノン・ポシェット)
  闇に犯される女 1994.10 (飛天文庫)
  牙狼の女 1995.5 (光文社文庫)
  妖戯の女 隠れ刑事 祥伝社 1995.7 (ノン・ポシェット)
  震える肌 赤い闇の未亡人 1995.12 (光文社文庫)
  闇から来た女 1995.1 (徳間文庫)
  濡れて舞う肌 人妻刑事 1996.12 (徳間文庫)
  闇の処刑台 人妻刑事 1996.1 (徳間文庫)
  獄門警部美女狩り 祥伝社 1996.9 (ノン・ポシェット)
  野獣の舌 赤い闇の未亡人 1997.4 (光文社文庫)
  隠れ湯の女 1997.11 (廣済堂文庫)
  その夜の人妻 1998.12 (光文社文庫)
  喪服の似合う女 1999.7 (徳間文庫)
    

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